募集期間:平成29年3月14日~4月7日
総応募作品数:153点
総応募学校数:88校
総応募生徒数:753人
※学校名、グループ名、人数、作品画像、制作エピソードの順で記載
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©2016「君の名は。」製作委員会
君の名は。の魅力がギュッと詰まったこの一枚は、黒板では表現の難しい色味などあって、たくさん試行錯誤しながらも、楽しんで描くことができました。君の名は。大好きな3人で、力を出しきったと感じます。
【評】
一次審査の段階からパッとみてクオリティの高さで凄いと思った作品。全体の色の作りこみ、塗り込み、前後の奥行きの作り方、手前から奥に向けての構図、アクアセントのつけ方などが、かなりのクオリティで仕上げられています。特に湖の向こうにある地平線と空のあたりの描き方は素晴らしいです。瀧くんと、三葉ちゃんのシルエットの描き方の技術も高く、二人の距離感がうまく表現されています。瀧くんの伏目な表情、二人の様子や温かい雰囲気も含めてよい感じに表現されています。模写がしっかりとできている、完成度が非常に高い作品だと思いました。
©2016「君の名は。」製作委員会
お世話になった担任の先生が君の名は。の大ファンであったことから学生の私たちにしかできないような恩返しをするために描きました。友達と一生懸命描いたおかげで良いサプライズになりました。
【評】
とても綺麗に描かれていて、この作品にかける高校生さんたちの想いが強く伝わってくる作品でした。特に色味とかは、作品全体の中でかなりクオリティが高く表現されていると感じます。作品全体はどこか懐かしい雰囲気が醸し出されていて、二人の顔の表情も全体のバランスを損なわないように描かれています。全体的に高評価な作品です。
©2016「君の名は。」製作委員会
黒板アートは未経験でしたが、制作していく中でいろいろな表現方法を見付けていくことが出来ました。君の名は。を描く前、メンバーでどんなシーンが良かったかを話し合い、完成まで和気藹々と楽しく制作することができました。
【評】
原画に近いすごくクリアで清潔感のある鮮やかな水色がうまく表現され、その明るい清潔感がとても魅力的な作品です。色使いのレベルはかなり高いと思いました。水色もピンクや緑を混ぜ入れるなど、細かな配慮がなされて作りこまれています。顔の色も塗り込まれているのがわかります。
©2016「君の名は。」製作委員会
原画の様々な方向へ交錯した光を追うことに苦労しました。その光や影を表現するために、建物の線の抜き方を綿棒や刷毛を使って工夫し、チョークの製造元によって異なる特長を活かすことで、幻想的な空間を造り上げました。
【評】
この作品は黒板アートならではの深みを感じさせ、黒板ならではの特徴をいかした濃淡の奥行のある作品に仕上げられていると思いました。チョークの粉のガサガサのタッチが全体に活かされて全体の見え方のクオリティ感を上げています。作品としての統一したクオリティの見せ方がとても素敵だと思いました。
「君の名は」の音楽を流し、映画のシーンを思い出しながら楽しく描きあげました。二人の関係性や色鮮やかな背景のグラデーションなど、黒板アートならでわの表現ができたと思います。
【評】
人物のクオリティが高いランクの作品だと思いました。瀧くんの表情が良く出ています。映画も原画も良く観て描いていると感じました。作品の構成も考慮し、2つの課題画の後ろの背景を自分たちなりにアレンジして調和させ、違和感を出さないように作っている配慮が、作品の見やすさに繋がっていると思いました。
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審査員コメント
吉田朋弘氏(日学株式会社 代表取締役社長)
今回「特別課題の部」を新設した理由は、“「君の名は。」の模写”をテーマとすることで、これまで黒板アートに興味がなかった高校生たちにも関心を持ってもらい、できれば参加してもらうことで、黒板アートの楽しさを体験して頂きたいという思いからでした。実際に応募して頂いた高校生たちの感想を見ると、「大好きな映画の作品をクラスメイトと描くことができて思い出になりました」、「本当に楽しかった」という感想も数多く頂きました。たくさんの高校生たちを笑顔にできる企画にできて、本当に良かったと思います。
れなれな氏(画家)
「君の名は。」の模写を題材として、高校生さんたちからどんな作品が来るのかが楽しみでした。私が高校三年生のとき、初めて取り組んだ黒板アートが模写でした。今回、「君の名は。」はとても良い課題だと思いました。高校生さんたちの渾身の作品を見たときは、どの作品も熱量がすごくて審査するのが大変でした。そして、どの作品にも愛がこもっていて、作品への想いが伝わり、楽しく審査させて頂きました。参加された高校生さんすべての作品にコメントを差し上げたいくらいでした。