日学・黒板アート甲子園®︎2022大会 黒板の部 結果発表

メイン大会 受賞作品

※学校名、グループ名、人数、作品画像、作品名、制作エピソード、講評の順で記載
※画像をクリック/タップすると作品を全画面表示できます

最優秀賞

エクセラン高等学校/絵画専攻鶏隊/4人

作品名:空想逃避行

どこまでも続く険しく閉鎖的な山並み。空には厚く暗い雲が浮かび、無機質な電柱を追い越していく。教室の机で過ごす日々は、憂鬱で息苦しい。だから僕は陽炎のような優しい世界に沈んでいく。ペン画のようにするためにチョークをカッターで削り線の細さにこだわりました。モノクロで表現する上で描き込む場所と地を残す場所のメリハリを意識しています。主人公が感じている閉鎖的な心境と私たちのコロナ禍での生活を重ね合わせ描きました。

【評】

黒板の地色と白チョークを中心にモノトーンに近い描写の中で、色を差した鶏のとさかが目を引きます。白色のチョークの使い方を工夫し、特に鶏の首から胸にかけての描写が秀一です。画面に配置された電柱や建物、机や椅子などの人工物は、山頂の旗を除き決してまっすぐ立つことはなく、その空間を泳ごうとしている金魚、そして鶏。命ある生き物に宿る意志がまるで彼らの心情を物語っているようです。電線は異なる世界をつなぐ象徴なのか、電線に結ばれた御幣は不浄と神聖の境目なのか。だとすると画面奥が神聖な世界なのでしょうか。机の脚にも注連縄が結ばれ、画面全体が襖絵として描かれています。襖を開いたその先には何があるのでしょう。多くの暗示を含み、今の閉塞感や不安に立ち向かおうとしている高校生の静かなそして強い意志が、山頂に向かう小さな人間にも感じられます。

優秀賞

埼玉県立大宮光陵高等学校/寝不足/5人

作品名:ジュラ紀到来

恐竜が現代にやってきたという未知の出来事を描写するので、今までに見たことない光景を描くのは難しかった。今回は様々な道具や技法を使い、幅のある表現に挑戦した。特に濃淡の幅を最大限に生かした。

【評】

チョークによってこんなにも見ただけで非常に力強く迫力のある恐竜が表現できていること。特に鱗部分の綿密な描き込みに見入ってしまいました。恐竜を取り巻く両サイドのモチーフの湾曲の工夫にも感心し、技術力の高さに感動いたしました。

好文学園女子高等学校/好文学園黒板アートAチーム/14人

作品名:華胥の夢

授業を終えクタクタに疲れた身体で美術室に集まり、黒板アート甲子園に向けて毎日制作をする。頑張って描いていた二人だったが、時間が経つにつれてウトウトしてしまい眠ってしまう。そこへひっそりと小人が現れる。小人たちは何やらチョークを持ち始め、、、。童話「こびとの靴屋」をモチーフに学年を超えた14人で制作に挑みました。黒板に描かれたものと、人物の描写の違いを表現できるよう頑張りました。小さなチームメンバーが黒板アートを楽しむ様子を見ていただきたいです。

【評】

童話を連想させる世界観をうまく一枚の絵に表現した作品です。小人一人ひとりのポーズが可愛らしく、ユーモアに溢れています。磁石を足台にしたり、ロープを画鋲で吊るしたりなどと、細部まで楽しんで描いたことが伝わってきます。

福岡県立八幡中央高等学校/乙/6人

作品名:進め高校船

新入生に対する応援メッセージです。海賊のように迷わず前に進むという意味を込め冒険をする学生を描きました。背景の漫画は新入生の創造力を表現しています。船の角度が難しく何度も下描きを描き直しました。

【評】

この絵は新入生への応援メッセージだそうです。これから始まる高校生活を謳歌して欲しいという先輩からのエールが込められています。それは決して順風満帆な航海ではないのでしょう。マスクをした高校生の姿や、左下に描かれた濡れた足もとにも見えるワンカット。そして左右に描かれた大波はそれを物語っています。しかし彼らは溢れる好奇心で困難に立ち向かい新たな世界を見つけていくのでしょう。ポップなそして漫画的な表現が新入生に希望と勇気を与えてくれます。そして何よりお弁当が彼らのエネルギーのみなもと。舟に当たり砕け散る何の描写も効果的です。

入賞

静岡県立富士宮東高等学校/チーム佐野/2人

作品名:多様な世界

黒板アート制作にあたって、どうしたら出したい色を出せるか、日向と日陰の境目をいかにリアルに描写できるかなど、メンバー2人で試行錯誤を繰り返しました。2人での制作は完成イメージの一致がしやすく、無駄なく作業ができました。だから、それぞれの強みが発揮された良い作品になったと思います。何より、楽しく制作することができました。

【評】

見ただけで動物たちと学生の明るく楽しい時間が伝わってきます。色使い、チョークのタッチ、まるで絵本のワンシーンをみているようなあたたかい気持ちになりました。

埼玉県立大宮光陵高等学校/KICK START MY HEART/4人

作品名:コズミックヤマアラシ

宇宙空間で眩い光をまとい生きるヤマアラシの人生は、人間が遠くでながめれば「楽しい」の一言で終わってしまう。その瞬間、ヤマアラシの人生は「芸術」と化す。現実に起こった出来事でも、時が経てば芸術になっていく。当事者にとっての悲劇が他人からみれば喜劇になることもある。その中で芸術はどうあるべきか。倫理とはどうあるべきか。無闇に規制を厳しくすれば良いというわけではない。芸術やエンタメに対する視点と、現実に対する視点について、この時代に生きる人間として考え続けなければいけない、という思いを込めて制作しました。

【評】

モチーフの組み合わせの意外性によって、見る人を立ち止まらせることができる作品です。様々な描写方法をうまく使い分け、毛並みや宇宙のそれぞれの質感が色鮮やかに見事に表現されています。

エリア賞

エリアをクリックすると各エリア受賞作品にスクロールします。

北海道・東北ブロック
(北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)

北海道帯広南商業高等学校/北海道帯広南商業高等学校 美術部/6人

作品名:CONGRATULATIONS!!

今回の作品はクレーンゲームを題材に、中央の部分はファンタジー感を意識し、かわいらしいタッチにして、それをより際立たせるためにゲームの本体や左右の景品などはリアルな質感を出すようにこだわって描きました。

【評】

明るく楽しい密度の高い作品です。クレーンゲームの一場面を描いていますが、そこにたたずむ少女はすでにボタン操作を終えて、商品の出口で恐竜らしきぬいぐるみが無事に落とされるのを待っているのです。それに対してぬいぐるみが最後の抵抗で火を吹いて威嚇しているのでしょうか。画面構成は黒板の左右を赤系の色彩でまとめ中央に青系の色面を配置し、画面下のピンクの色面が帯状にそれぞれの色面を繋ぎ、少女と中央下のボタンに視線を誘導しています。少女を実際よりも小さく描いているのも、クレーンゲームの世界に入り込んでいる様子を伝えるのに効果的です。

関東ブロック
(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)

埼玉県立熊谷女子高等学校/カメ彦を生みし者達/5人

作品名:Shiningカメ彦

黒板に描くのと紙に描くのだと全然違って、チョークの扱いに慣れるまでは苦戦しました。また、この作品の要となる宝石は、光らせたい所と光らせないところの明暗の差を出すのが大変でした。光らせたいところは濃くチョークを塗って、うっすらと色がついているところは塗ってはぼかし塗ってはぼかしを重ねました。

【評】

カラフルな甲羅部分に、高校生の皆さんの輝くクリスタルな気持ちを感じ、チョークで描かれる優しい雰囲気と美しい海の表現を感じました。

東海・北陸・甲信越ブロック
(新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県)

福井県立大野高等学校/大高美術部/10人

作品名:福井の魅力を詰め込んで

私たちは、9/1の本校の学校祭の展示に合わせて黒板アートを制作しようと思い立ちました。しかし、今回が初挑戦の私たちは、「前例がない。」という理由で、学校祭の会場近くの教室では、黒板アートを描かせてもらえませんでした。しぶしぶ、学校祭の会場からは一番遠い美術室で黒板アートを制作することになりました。しかし、これが逆に私たちの心に火を付けたのでした。いい作品を作って「来年こそは学校祭の会場のど真ん中で展示してやるぞ!」こうした想いがあったからこそ完成させられたように思います。

【評】

多数のモチーフをメガネというフレームに巧妙に配置したことによって、福井県のさまざまな魅力を一体感をもって表現したスタイリッシュな作品です。ランダムに置かれたメガネは、ストライプの背景によって、奥行きと躍動感が生まれています。

近畿ブロック
(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)

兵庫県立柏原高等学校/県立柏原高等学校 美術部/6人

作品名:麒麟がきた

モチーフは地元の「黒井城跡」山頂の夕暮れです。黒井城跡に登り、夕陽のまぶしい斜光が差し込む山頂で、男女2人の生徒が太陽に向かってたたずむ情景をパノラマサイズで撮影し、黒板アートに仕上げました。
普段使わない画材を使ったので新鮮でした。

【評】

地元にある山城から見た風景をテーマにして、実際にその山城に登り夕日を撮影してきたそうです。この作品のよさは光と影の描写でしょう。山頂の草むらを照らす夕日の色が、緑の草むらを次第に黄金色に変えていく様子を黄みがかった緑の色彩で描き、まだ太陽が沈み切る前の強い光が、ベンチや二人の高校生を浮かび上がらせています。逆光となった奥の山々の色合いは手前の草むらの輝きをより一層引き立てています。日が沈む前の僅かな時間を捉えて、その山頂の空気や匂いまで感じさせてくれる素敵な作品です。

四国・中国ブロック
(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県)

香川県立善通寺第一高等学校/青菜に水菜/4人

作品名:落ち込む?飛び込む?

行事の規模縮小や中止に耐えきれず海に飛び込み、全てが水の泡になっている様子にも見えるし、先の見えないコロナ禍という渦にはまっている様にも見えます。鑑賞者のコロナ禍への気持ちがこの作品の見え方を変えると思います。

【評】

渦の表現、見る人の捉え方も訴求したデザイン性とともに、浮遊と動きが見事に表現されていると感じました。未だコロナの影響もありますが学生さんが感じるその葛藤も垣間見られる作品だと思います。

九州・沖縄ブロック
(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県)

筑陽学園高等学校/チームアバターズ/17人

作品名:ひとときの海

チョークで本格的に絵を描いたことがなかったので、チョークだけでも色々な表現があることを知れて楽しかったです。その反面、慣れないことが多く、うまくいかなくて塗り直しをしたりして大変でした。海を描いていたので、よく手に青いチョークがついてアバターのように手が青くなったので、チーム名をアバターズにしました。すごく青春を感じれたひとときでした。青だけにね(笑)

【評】

タイトルの「ひとときの海」とあるように、海を黒板消しで消している様子が、波が打ち寄せては消えていく浜辺のようにも見え、小波が聞こえてきそうな作品です。はじめての黒板アートですが、描写力を伺うことができ、今後もぜひ挑戦していただきたいです。

審査員特別賞

三澤先生選出 福岡県立八幡中央高等学校/白菜わくわくclub/5人

作品名:未知の世界へ

この作品は入学式で新一年生に見せるために制作しました。春休みだったけど、朝早くからよっるまで頑張りました。

【評】

暗黒の宇宙空間をカラフルな色彩と模様で描き、ポップな作品として表現している点が面白いです。背景が渦巻きのような模様で埋め尽くされ、そこに浮かぶ幾つもの惑星とUFO。2人の飛行士を中心に配置して、白い宇宙服がその存在を引き立てています。飛行士が立つ地平はどのような惑星なのでしょうか。右は大きな波が見え、左には山らしき風景と、水蒸気のようなあるいは未知の生物のような白い物体が立ち上がっています。新たな星に降り立ったこの2人は新入生なのでしょう。新入生歓迎の絵としてのメッセージが見えてきます。

熊沢先生選出 福島県立会津学鳳高等学校/会津学鳳高校美術部/16人

作品名:一龍 二鶴 三希望 ~往古来今かける鶴~

中心に描いた金色の折鶴の煌めきは、往古来今(おうこらいこん ‥ 過去から未来へと綿々と紡がれる時間と空間の流れ)を生きる私たちの希望を象徴しています。「かける」は、「翔」「駆」「架」「繋」などの掛け言葉にできます。チューブから飛び出した七色の絵の具は、過去から未来へと彩られた時間の流れです。絵の具をつぶしている左の女子は、自分たちの力で未来を創るという意志力を、空間に「光」と揮毫する右の女子は、光が意味する希望を、自分たちの力で描くのだという決意を表現しています。絵の具の先端が変化した光を放つ龍は、過去・現在・未来を超越した私たちの夢の具現化です。実は、龍の頭と光の部分は、黒板の地そのままです。何も塗られていないこれらの部分には、私たちの未来は何色にでも染めることができる、未来は自分たちの力で描くことができる、という意味を込めました。

【評】

折り鶴の細部の色使いに感動しました。また背景のグラデーションとメインの鶴とのコントラスト、全体のバランスをとるのが難しい曲線美を上手に表現されていて感心いたしました。

西村先生選出 奈良県立高田高等学校/美術部/16人

作品名:青天の霹靂

生活を一変させた新型コロナウイルス、世界を震撼させた戦争のニュース、身近な地で起きた銃撃事件、それまでの日常とはかけ離れた突然の出来事に、私たちは戦慄を重ねた。それらは今もなお、複雑な尾を引き続ける。
代々受け継がれてきた青のユニフォームに袖を通し、仲間と共に天を仰ぐ。平穏無事な空を想い、それぞれの色を握り締める。

【評】

疫病、戦争、事件などの難しい問題に対してしっかりと目を向けて、乗り越えようとする若き魂の叫び声が聞こえてきます。それは、シニカルなものではなく、希望、決心、団結、みなぎる力など、ポジティブな気持ちが伝わってくるパワフルな作品です。

日学特別賞

千葉県立君津高等学校/君津高校美術部/6人

作品名:終わらない夏休み

なかなかアイディアがまとまらず、制作に着手するまでにかなり時間がかかってしまいました。夏休み最後の1週間で描写に取りかかり、刻々と迫る時間に、「夏休みが終わって欲しくない!」と思いを込めながら制作しました。

【評】

抜けるような青空に一直線の飛行機雲、そしてモクモクと湧き上がる入道雲。うだるような暑さと突如襲いかかる激しい通り雨を予感させる。夏を象徴する個性的な何種もの向日葵(ひまわり)は、描き手の高校生たち自身だろうか。青と白、黄色と緑のバランスとコントラストが絶妙な構図に加え、「ぼかし」だけではなく線による巧みなグラデーション表現で、どこか銅版画を思わせる、クラッシックな描画が魅力的な作品である。

潤徳女子高等学校/人見知りの女たち/3人

作品名:Hope

海に水没した都市で泳ぐ深海魚というアイデアから下描きを描き上げて、「不安を感じさせるモチーフの背後に光を見せて、直面する不安と乗り越えた後の希望を描こう」という前向きなテーマを掲げ本番に挑みました。深海魚と背景の遠近感に注意し、深海魚から光へと抜けていく空気感を、画材などを試行錯誤して表現しました。描き方がそれぞれ違うことに戸惑ったり先生の指摘で涙を流したりする日もありましたが、互いに「自分は何を表現するのか」の意思表示を出し合って自分たちのすべてをぶつけました。

【評】

水没し廃墟と化した街の中を悠々と泳ぎ回る巨大で不気味な深海魚。メディアやSNSが伝える、地球温暖化による環境問題や、絶えることのない紛争問題を否応なく目にする毎日。より身近な学校や普段の生活の中でも、漠然とした不安や不満を抱える高校生たちの心象風景を感じさせる。そんな中でも、魚の背後に広がるぼんやりした光=希望を感じながら前を向く。高校生ならではの内に秘めた葛藤を、豊かで緻密な表現力で描いた力作である。

埼玉県立大宮光陵高等学校/黒板人/4人

作品名:神隠し

初めての黒板アート制作で、分からなかったことが多くありましたが、他のチームの作品を見てたくさんの情報を得ながら制作していました。特に悩んだ部分は、彼岸花や茂みの植物の描き方です。周りとの雰囲気を合わせるのが難しく、何度も相談し合いました。しかし、相談し合ったからこそ、チーム内の作品のイメージが合致し、無事完成に導くことができました。楽しく制作することができて良かったです。

【評】

・彼岸花の陰影のつけ方が非常に奇麗だった。非日常を切り取ったストーリーを感じさせる作品だと思います。
・鳥居の奥行きに引き込まれ静寂な雰囲気に飲み込まれました
・ぱっと見たときに目に飛び込んできたのは、真ん中に鳥居が何基も並んでいるインパクトのある絵。その時点で私はこの絵に引き込まれました。
・カラフルな作品が多い中、独特の色彩と世界観に引き寄せられました
・サイドの暗闇と中央鳥居の先の光のコントラストが綺麗で摩訶不思議さがうまく表現出来ていると思いました。

アイデア賞

宮崎県立佐土原高等学校/佐土原高校チームA/7人

作品名:VSテスト

リーダー
制作リーダーの部長がまさかの遅刻!でスタートが遅れてしまいましたが、頼もしい新入生の頑張りもあり、無事完成させることができました。文字の部分はプリントアウトした紙を切り抜いて、切り抜いた部分にチョークの粉を乗せてステンシルのように制作しました。
この黒板がある教室がパソコン室なので、パソコン室のデジタルっぽい雰囲気ともマッチする黒板アートになりました。

【評】

ニコニコ動画風な画面では高校生とテストという大きな怪獣が戦っています。テストの時間は45分。全力で戦っている様子が、女子高校生がもの凄いスピードで足を動かしている表現に現れています。戦いの相手はテスト怪獣ですが、「ねむい」という言葉に自分との戦いも表れています。45分という時間の中で起きた出来事を1枚の黒板に工夫して収めていて面白い作品です。高校生活の一場面から表したいテーマを見つけ、それを新たな物語に置きかえて表現したアイデアが評価できます。

ユーモア賞

静岡県立富士宮東高等学校/りょうきゅんとゆかいな仲間たち/4人

作品名:りょうきゅん百鬼夜行~24時間睡眠ver~

りょうきゅんの夢の中というテーマでこの作品を制作しました。
りょうきゅんの顔をいろんな角度から撮影することから始めました。
りょうきゅんの様々な表情を捉え、りょうきゅんを観察するのことによりこの作品が生まれました。
ちなみにりょうきゅんとは夜遅くまでゲームをしているため、よく寝ているチームのメンバーのことです。

【評】

ユーモアなテーマを本気で描いている点が面白いです。男子高校生ならではの友達への愛情表現が感じられました。また、構図は奥行きを感じさせ、質感にリアリティがあり、顔の表情の描写力も評価されました。

日本白墨工業賞

静岡県立浜松江之島高等学校/ババババルーン's/3人

作品名:彩映

「マスク生活」私はこの言葉を重く受けていました。様々な制限により思い描いていた生活ができなかった子たちが大勢います。その中でも楽しかった思い出を描き、同級生や後輩を元気付けたいと思いました。

【評】

新型コロナウイルス感染防止対策により様々な制限を受けてきたことが中央のマスク姿に反映されていることが分かります。応募された多くの作品にマスクが描かれたものは少ないのですが、あえて中心に持ってきた作品です。
マスクで顔の大部分を隠しているにもかかわらず、素の笑顔が容易に想像できるよう、うまく表現できています。また、周りのバルーンには良い思い出が描かれていて、前向きな姿がより強調されています。
人物の白チョークとバルーンの色チョークの使い分けが生かされた作品です。

参加校一覧(都道府県順)

市立札幌開成中等教育学校/小樽双葉高等学校/北海道帯広南商業高等学校/北海道札幌南高等学校/札幌市立平岸高等学校

宮城県古川高等学校/福島県立会津学鳳高等学校/福島県立相馬総合高等学校 新地校舎/宮城県水産高等学校/尚志高等学校/福島県立福島西高等学校/聖和学園高等学校/山形県立新庄南高等学校金山校

宇都宮海星女子学院高等学校/埼玉県立所沢商業高等学校/埼玉県立大宮光陵高等学校/文星芸術大学附属高等学校/千葉県立茂原高等学校/日本大学豊山女子高等学校中学校/千葉県立大原高等学校/群馬常磐学園常磐高等学校/川崎市立高津高等学校/群馬県立渋川女子高等学校/中央大学附属高等学校/新座総合技術高等学校/群馬県立渋川高等学校/東京都立府中西高等学校/桜林高等学校/神奈川県立藤沢清流高等学校/神奈川県立茅ヶ崎北陵高等学校/東京純心女子高等学校/埼玉県立熊谷女子高等学校/潤徳女子高等学校/熊谷女子高等学校/新渡戸文化高等学校/栃木県立小山高等学校/千葉県立君津高等学校/栃木県立宇都宮北高等学校

富山県立高岡工芸高等学校/静岡県立浜松大平台高等学校/長野西高等学校/長野県大町岳陽高等学校/石川県立金沢西高等学校/静岡県立富士宮東高等学校/エクセラン高等学校/福井県立大野高等学校/第一学院高等学校 名古屋キャンパス/エクセラン高等学校/静岡県立浜松江之島高等学校/沼津中央高等学校/長野県須坂東高等学校/エクセラン高等学校/武生高校

大阪府立港高校/姫路市立琴丘高等学校/金光八尾高等学校/兵庫県立柏原高等学校/光泉カトリック高校/金光八尾高等学校/大阪府立港南造形高等学校/奈良県立高田高等学校/好文学園女子高等学校/木津高校

広島県立加計高等学校/香川県立善通寺第一高等学校/島根県立出雲高等学校/太平洋学園高等学校

沖縄県立具志川高等学校/宮崎県立佐土原高等学校/長崎県立島原高等学校/筑陽学園高等学校/福岡県立八幡中央高等学校/東明館学園高等学校