日学・黒板アート甲子園®︎2022大会 動画の部 結果発表

動画の部(長編) 受賞作品

※学校名、グループ名、人数、作品画像、作品名、制作エピソード、講評の順で記載
※画像をクリック/タップすると作品を全画面表示できます

最優秀賞

宮城県古川黎明高等学校/古川黎明美術部/12人

作品名:旅路

動画はこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=KDmkxV1KKxk&list=PLhIKyyWVQF9xzRa1NHyIXCICRM1sxC4GN&index=1&t=2s

成長していく少女と変わらないクマのぬいぐるみを対比させながら、春夏秋冬四つの場面を描きました。星座や小物など、季節感がわかるものを散りばめています。時の流れを感じさせる作品を目指しました。

【評】

1枚の黒板を使ったアニメーション作品として完成度が高いです。電車の窓から見える駅名には、シーンを象徴する言葉が書かれ、場面の変化とともに書き換えられていきます。動画はクリスマスのプレゼントからから始まり、春、夏、そして星座が綺麗な秋へと移ろい、最後に電車のシートに蝶ネクタイとベールを被った2体の熊のぬいぐるみと花束を残して周囲は消されます。電車に乗っている少女を主人公に描き、消し、描き変えていくというチョークの特徴を生かし、一人の女性の成長物語として完成させた黒板アートならではの作品と言えるでしょう。

入賞

南山高等学校女子部/南山高校女子部美術部/8人

作品名:七夕

動画はこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=vts7hAkpXs0&list=PLhIKyyWVQF9xzRa1NHyIXCICRM1sxC4GN&index=5

黒板アートで星空を描いてみたいという気持ちから七夕をテーマに星空と織姫と彦星を描きました。何百年もの時を越えて織姫と彦星が生まれ変わってもまた出会うというロマンチックな雰囲気を表現しました。

【評】

七夕を感じられる作品。星などの背景画は簡単そうに見えてもなかなか難しいものですが、非常に綺麗に描かれており、動画ならではの画の変化をとても楽しめました。

福島県立相馬総合高等学校 新地校舎/1B/7人

作品名:アツアツでいこう!

動画はこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=_V2aSCkx_es&list=PLhIKyyWVQF9xzRa1NHyIXCICRM1sxC4GN&index=2

母校が閉校した。「私」のルーツを失ったような気分だ。けれどここで過ごしたドリアの湯気のように温かい時間の感触が消えることは、きっとない。「新地高校」最後の文化祭―クラステーマは「ミラノ風ドリア」。意見がぶつかり合ったことも、某飲食店に実地調査(※食べ)に行ったことも、情熱あってこそ。部活・勉強・青春を詰め込んだ作品は、私たちの情熱の結晶なのだ。

【評】

1枚の黒板アートを完成させるまでの3日間を追った動画です。描画場面をタイムラプスで追うだけでなく、描く姿や材料などのクローズアップを挿入したり、また番外編として高校生のユーモアを効果的に挿入したり、魅せる工夫をいたるところに盛り込んだ飽きさせない編集が見事です。カメラワークも工夫されていて、ドキュメンタリータッチで構成した青春ストーリーとして見事な完成度に仕上がっています。

和歌山信愛高等学校/最終下校/4人

作品名:夏の燈

動画はこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=UbTcZiYiTOk&list=PLhIKyyWVQF9xzRa1NHyIXCICRM1sxC4GN&index=4

ホイッスルが鳴り響く体育館。チームはボールを逃がさないようにかまえ、それに声援を送る舞台袖は試合の動きに釘付けになる。そういう瞬間が好きだ。本試合に出場しない私たちは、声援の他に何かできないかと考えた。「サプライズに黒板アートを」そう思いついたのは本番2週間前。放課後の短時間でどのように工夫して作り上げるかが要だった。描いて、ぼかして、消して・・・一分一秒を無駄なく使った。鳥が難しかったり、奥行きがうまく表せなかったり苦戦したが、下書きを何度も描きなおして納得いく形にし、暗いところを引き立たせるために縁を消すなどの創意工夫を凝らした。当日のクラスメイトの反応は思っていた以上のもので、とても嬉しかった。士気が高まり、試合は白熱した。2回戦までは順調に勝ち上がったが、運動部のクラスに負けてしまい、あと一歩のところで準決勝には届かなかった。しかしその日はクラス全員にとって特別な思い出となり、心の1ページを彩った。その日以降のクラスの雰囲気は、それ以前とは明らかに異なった。
楽しみにしていたイベントがコロナ禍で中止になるのは珍しくない。研修旅行は中止になり、修学旅行は延期になった。でも、私たちは毎日精一杯楽しく過ごしている。JKライフを何色に塗るか決めるのは自分だから。-Memory of Best Friend- 青春を謳歌せよ!

【評】

スポーツを観戦しているかのような躍動感と臨場感が見事に表現されています。エールを送るための黒板アートというテーマも新鮮で、高校生活の様子がリアルに感じられました。

※審査員の協議で、今大会限定で奨励賞に選出

参加校一覧(都道府県順)

宮城県古川黎明高等学校/福島県立相馬総合高等学校 新地校舎/宮城県仙台二華高等学校

南山高等学校女子部

和歌山信愛高等学校/大阪府立港南造形高等学校

再生リストで、受賞作品以外もご確認できます。

長編リスト

動画の部(短編) 受賞作品

※学校名、グループ名、人数、作品画像、作品名、制作エピソード、講評の順で記載
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入賞

宮城県古川黎明高等学校/FR1/10人

作品名:悠久の初恋

動画はこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=ADNJxgymD5s&list=PLhIKyyWVQF9yhrXzqXwq_7iROx_BlwLF9&index=1

恋は盲目という言葉について皆様はどんな印象を持ちますか?今回私達は黒板に男の子と女の子の物語のワンシーンを描きました。どんな人に恋をしても個人の自由ですが相手が恋情だけで付き合ってるとは限りませんね。

【評】

楽しい学生生活の表現と、自然のモチーフを取り入れ、またチョークも水溶きで表現していることも動画で伝わりとても動きのある良い作品だと思います。

参加校一覧(都道府県順)

宮城県古川黎明高等学校/宮城県多賀城高等学校

再生リストで、受賞作品以外もご確認できます。

短編リスト