日学・黒板アート甲子園®︎2020大会 ジュニアの部 結果発表

ジュニアの部 入賞作品

※学校名、グループ名、人数、作品画像、作品名、制作エピソード、講評の順で記載
※画像をクリック/タップすると作品を全画面表示できます

最優秀賞

川崎市立金程中学校/美術部2年/3人

作品名:『セカイ創造』

"「黒板のうらがどうなっているのか・・・」を考えて描きました。
普通の黒板は普段の姿、倒れた黒板の裏は自分たちの想像の世界、つまり、マイワールドを表しています。タイトルも含め、色の鮮やかさや描いたものの印象で非現実的感のある世界にしました。
タイトル『セカイ創造』の世界、がカタカナなのは、現実空間である「世界」と区別をつけるためです。 この作品を通して、自身のオリジナリティーを表現する楽しさを感じてほしいです。"

【評】

黒板の裏側・向こう側のパラレルワールドを中学生らしい視点で、写実的ではなくマンガチックな画風で「デザイン」されている点が大変好印象でした。それぞれのパーツは、細かい部分までストーリーが組み立てられているようで、長く眺めていても飽きが来ない作品です。きっと描いた生徒さんたちは、授業中も黒板を眺めながら、こういう想像をあれこれ巡らせているのかな、と鑑賞する側が楽しい気分になりました。

入賞

名古屋市立神の倉中学校/神の倉幕府/8人

作品名:art  animal

限界という壁を打ち壊す動物たちを描きました。この姿を自分たちと重ね合わせるために、動物たちの顔を人間のような表情にしました。描いていてとても楽しかったです。

【評】

「限界という壁を打ち壊す」をテーマに、動物たちが檻から飛び出す様子を描いていますが、この作品が面白いのは、自分たちと動物を重ね合わせている点です。ただ動物を描いているのではなく、動物たちの表情が豊かで愛嬌があるなと感じました。また、周りのモチーフにアート関連のものが多いのも、「アートをツールとして、自らの限界を超えていきたい」というような意図も感じられます。

名古屋市立神の倉中学校/こんぺいとう/5人

作品名:希望の光へ

世界が不安に包まれている中で、みんなで手を取り合えば乗り越えられる、「希望」はある、という思いが込められています。 また、今年の夏で引退される先輩方の後を引き継いで、美術は人の心を動かすことができる、ということを伝えたいです。先輩の次は、私たちが美術部を支えていきたいです。

【評】

青空が広がっている世界観がかわいいなと思ったことと、やはりこのコロナ禍の中で、作品のコメントにもある「希望に満ちて前を向いて生きていこう」という非常にポジティブな印象を絵から受けました。ひまわりは笑顔・夏という明るいイメージを持つモチーフなので、ジュニアの部の作品としても非常にふさわしい。

参加校一覧(五十音順)

安城市立安城西中学校/板橋区立志村第四中学校/岩倉市立岩倉中学校/太田市立綿打中学校/香椎第1中学校/河合町立河合第二中学校/川崎市立金程中学校/江東区立有明西学園後期課程/坂戸市立千代田中学校/桜丘中学校/所沢市立柳瀬中学校/名古屋市立神の倉中学校/萩光塩学院中学校/福岡市立香椎第1中学校/御浜町立阿田和中学校/目黒区立第11中学校/横浜市立中田中学校