日学・黒板アート甲子園®2024大会
黒板の部(メイン大会)結果発表
最優秀賞
優秀賞
西宮市立西宮高等学校/いちにし美術部/11人
作品名:春を分つ
2度目の挑戦である今年は前回参加者に新入部員6名が加わり、計11名で挑みました。初めに案を出し合ったとき、少ない色数で描きたい人とカラフルに描きたい人とで意見が分かれてしまったのですが、話し合いを重ねた結果両方のイメージを取り入れた虹色のカラスのデザインに決定しました。夏休み中は毎日2,3人しか活動できず、予定より1週間ほど多くの日数をかけて完成させました。リアルさと幻想的な雰囲気が共存する夢の世界のような作品に仕上がったと思います。
【評】
一目見たときの静けさの中に力強さがある印象から始まり、チョークの質感・色使い、また、黒板全体の面をモチーフと空白のバランスを大変上手く捉えて描かれている作品です。高校生が描いたとは思えないほど、創意工夫がされており、落ち着いた中に芯の強さを感じます。
北海道帯広南商業高等学校/北海道帯広南商業高等学校美術部2024/8人
作品名:かわいいお顔が台無しよ!
競走前に腹ごしらえをする輓馬たち。普段は凛々しい輓馬たちも、大好きな食事の前ではこの表情。荒い鼻息は競走前の興奮を、ポップな髪飾りや配色で格好良さだけではない、輓馬たちのはじけた可愛らしさなども表現しました。せっかく可愛く着飾ったのに、大好きな十勝産の人参らを前にしたら、そんな変なお顔をしちゃって…かわいいお顔が台無しよ!
【評】
カラフルな色彩が目を引き、輓馬(ばんば)たちの生命力溢れる姿が生き生きと描かれています。それぞれの輓馬の個性や荒々しい鼻息まで感じ取ることができ、鑑賞者を引き込む力強い作品です。
福岡県立八幡中央高等学校/迫力が感じられる/5人
作品名:まだ知らない世界を
新入生とし入学してくる、後輩の芸術コースの後輩に「身近な美しい世界に気づいて欲しい」という思いを込めて描きました。何気ない登下校の景色でもスマホを見るのをやめて眺めてみてください。新たな発見や美しい景色が広がっているかもしれません。
【評】
ゴッホやフェルメールの作品を登場させ、通学の電車の中で起きている空想の一場面を描いています。電車を歪んだ空間にすることで、空想の世界が効果的に表せています。作品には、「スマホを見るのをやめて身の回りで起きている風景に新たな発見をしてほしい」という、新たに入学した芸術コースの後輩たちに送るメッセージが隠れています。作品のコンセプトが楽しい作品を生み出しています。
入賞
埼玉県立大宮光陵高等学校/にゃん湯/2人
作品名:めいたんていあおぎ
・おもしろかった
【評】
ひまわり畑の中で飛行機雲を見上げる様子は、シンプルな構図でありながら、幼少期の夏休みを思い起こさせられる、エモーショナルな魅力が詰まっています。
陸上自衛隊 高等工科学校/高工校 美術部/5人
作品名:風に吹かれて
私たちの学校では、三年生の時、富士山の麓で訓練を行います。
その時に見た富士の夕焼けの美しさを思い出しながら描きました。
描き終えた時、リーダーの生徒が流した涙が忘れられません。
以下は展示の時に、黒板の隣に掲示した、リーダーの書いた文章です。
昼間の厳しい訓練の後、皆が休憩している時だった。
ある生徒は太陽に向かって歩き出し、ある生徒は富士山に向かって歩きだした。
自衛官になる道を励み続ける青年たちは、いつもの風に吹かれながら、それぞれのみちを探し歩き続ける。
【評】
こんなにも綺麗な夕焼けは、きっと日常で見ているからこそ描けるものであり、まっすぐな気持ちで取り組んでいるからこそ表現できていると感動しました。目標に向かっていく姿は美しく、今回の黒板アートからも強い意志と、描きこまれた細部へのこだわりが感じられます。
エリア賞
エリアをクリックすると各エリア受賞作品にスクロールします。
北海道・東北ブロック
(北海道・青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)
福島県立会津高等学校/会津高等学校美術部/5人
作品名:明日(あす)への光
私たちが暮らす福島県を象徴するモチーフを描いてみました。
朝の清浄な大気に霊峰・磐梯山が凛と佇み、猪苗代湖の湖面には「奇跡」や「夢が叶う」を意味する青い薔薇が輝き、遊覧船「はくちょう丸」が優雅に航行しています。
主役として描いた福島県の鳥・キビタキは希望の運び屋です。
福島の美しい自然が破壊されることのないよう、私たちは未来を見据えた行動をとるという強い意志をキビタキは現しています。
タッチの細やかさと色調の生み出す画面の静謐さをとても効果的に表現できたと感じています。
【評】
ふるさと福島を象徴するモチーフを並べて描いたそうです。この作品の特徴は色彩の鮮やかさと精緻な描写です。チョークで線を重ね、空のグラデーションを描き、キビタキの羽根を丁寧に描写して質感を見事に描き出しています。バラが輝いているような表現もあまり見ない技法です。全体を暗く青い色面と、黄色とオレンジの明るい色面で構成し、色数を押さえた中でコントラストをつくり出したことで、力強い良い作品になっています。
関東ブロック
(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)
栃木県立壬生高等学校/壬生高校美術部/10人
作品名:クラゲと季節めぐり
今回は“クラゲ”ד季節”をテーマに制作しました。4匹のクラゲと、水中に漂う花や誕生石は季節の流れを表しています。水中を描くのはとても難しかったですが、納得がいくまで何度も描き直し、昨年を超えるクオリティにすることができたと思います。浮遊感のあるクラゲの動きや、水中の奥行き感、水面のグラデーションなど、表現したい箇所に合わせてチョークのタッチを変えているのもポイントです。
【評】
黒板全体が美しいパステルカラー調で、制作エピソードにもある、クラゲの浮遊感や水中の奥行き感、水面のグラデーションも大変美しく表現されていて感心しました。透明感があるものは描くのに工夫がいりますが、描きこみと抜き感のバランスもとてもよく表現できている作品です。
東海・北陸・甲信越ブロック
(新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県)
福井県立鯖江高等学校/チーム海鮮丼/5人
作品名:Welcome to Fukui
2024年、3月16日、真っ青な空の下、福井県にあるものがやってきました。長い時間をかけて福井県にたどり着いたそのものが見たのは・・・。
テーマは福井県と新幹線の出会いです。北陸新幹線が敦賀まで伸びたことで、今まであまり知られていなかった福井県の味力と迫力にスポットライトが当てられました。私たちはこのときの新幹線と福井県の出会いをインパクトのあるイメージで表しました。
巨大化した福井県の名物たちは、初めて見る新幹線に興味津々な様子です。持ち上げられた新幹線からはどんな景色が見えているでしょうか。
【評】
北陸新幹線が福井県まで延伸した喜びを、地元の高校生が郷土愛たっぷりに描いた作品です。色彩が鮮やかでデッサン力も優れており、見応えのある仕上がりとなっています。
近畿ブロック
(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)
金光八尾高等学校/おぢ/5人
作品名:なんかめでたいね
「2人の年齢を足せば100歳越えますね」と夫婦や漫才師が何かの節目を迎えた時によく聞きます。それを聞くたびに「なんで足すん」と思っていました。
2人足せば100歳でめでたいですねとなるなら、いっぱいのおじいちゃん集めて1000歳にすればどうなっちゃうんだよ、と盛り上がったことをきっかけにこの絵を描くことになりました。
【評】
漫才から生まれた作品のアイデアが面白いです。絵のテーマはこんな所にも潜んでいると言わんばかりの作品です。魅力はテーマだけではなく、人物を描写した色彩に目を奪われます。また年齢を重ねた一人一人のお年寄りの表情も迫力があります。中央にいる若者は力強く描かないと彼らに埋没してしまいますね。こんな人たちに囲まれたら、自分ならすぐ降参してしまいそうです。とても楽しい作品です。
四国・中国ブロック
(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県)
香川県立善通寺第一高等学校/デザイン科2年/5人
作品名:赤点地獄
「赤点はあきまてん!」この言葉から始まった僕たちの黒板アート制作。この作品では、僕たち学生にとって赤点がどれほど恐ろしいか、悍ましいかということを表現した。「赤点を回避したい」その一心を黒板に注ぎ込んだ。
本当の地獄なんかは絶対行きたくない。だけど学力が向上するのならこの地獄には行ってみたいかも・・・。
【評】
学生らしいテーマを掲げ、インパクトのあるモチーフを色鮮やかに表情豊かに表現し、黒板全体をうまく使って迫力と動きを感じる構図となっています。とてもバランスの良さが際立っている作品です。
九州・沖縄ブロック
(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県)
宮崎県立佐土原高等学校/佐土原高校A/6人
作品名:仮想世界
平凡な日常になにか欲しいなという妄想の世界を描きました。変化をくれるものを恐竜で、妄想を水中にいるような世界で表しています。カラフルな魚たちは1年生が中心に自由に描き、個性が出ていい作品になりました。恐竜にインパクトが出るようにパースを効かせた構図にしたところもこだわりです。
【評】
学校の教室を舞台に仮想世界が広がる奥行きのある構図が特徴的です。細部まで丁寧に描かれた様々な生き物たちが、作品全体に迫力を与え、鑑賞者の興味を引きます。
審査員特別賞
三澤先生選出 大阪府立港南造形高等学校/港南造形チーム/8人
作品名:水中都市
みんな時間がない中時間を合わせて完成させました。一人一人違う芸術分野を専攻していることを生かしてそれぞれが得意なことを発揮して一つの作品を作りました。テーマは海底都市で地上から落ちてきた都市をイメージして細かい描写と世界観を意識しました。
【評】
黒板の長さを生かした構図であり、端から端に渡るアーチが全体を引き締めています。色数は茶色と青を中心とした2色で構成され、描かれている内容は、画面の右側に海水でさびた工場らしい建造物があり、左には潜水服をまとった人間でしょうか、大きな固まりとして描かれています。その対比を生かした描き方が水没した世界の奥行きを感じさせます。細かなところまで見ているといろいろな発見がある作品です。
熊沢先生選出 千葉県立茂原高等学校/茂原高校 美術部/6人
作品名:夢幻泡影 2024
普段は個人で制作を行っていますが、今回は2年生3人で力をで力を合わせて制作をしました。1年生にも手伝ってもらい、完成させることができました。また、シャボン玉遊びをしながら映り込みを観察しました。作品を制作していく過程で、更に仲間との絆が深まりました。
【評】
全体的に明るい印象と、シャボン玉の中に描かれたそれぞれのモチーフの細かい描写が黒板のベースカラーを活かしており、豊かな表現方法であることと、仲間と描いた一体感を感じられる作品で感動しました。
西村先生選出 静岡県立浜松大平台高等学校/ネクサス/4人
作品名:巡る
四季を描いた絵を見ている私達の姿を描きました。質感の違いを出すために様々な技法を使いました。絵の中は、細かいタッチで絵画らしさを、私達や壁はチョークを水で溶いて厚みを出し、リアルさを表現しました。
【評】
4人の高校生が黒板の粉受けの上を歩いているかのように描かれたユニークな視点が面白いです。骨格や歩き方までしっかり観察されており、誠実に絵と向き合った様子が伝わってきます。背景のテーマを四季にとどまらず、さらに工夫すると、より魅力的になると思います。
日学特別賞
福島県立会津学鳳高等学校/会津学鳳高校獅子舞過激派/9人
作品名:縁起物?厄介者?
縁起物として知られる獅子舞ですが、天井をぶち破りお皿を飛ばして厄介者?になってしまいました。
獅子舞が勢いよく飛び出してくるような迫力を感じて欲しいです。また、襖や欄間、床などの内装も細かい部分にこだわり、色を塗り重ねてリアリティを出しました。
【評】
獅子舞が、お座敷が並ぶ廊下を駆け回るという、なんともユーモラスな題材です。驚く人間たちをよそに、獅子たちはとても楽しそう。遠近法で描かれた廊下は、はるか彼方まで続いており、背景やサブキャラまで細かく丁寧に描かれている一方で、スピード感もあります。まるでファンタジー・アニメ映画のワンシーンを切り取ったような、見る人を楽しくワクワクさせる作品です。
潤徳女子高等学校/black×board/4人
作品名:青春の四季彩
グループで作品を制作した際、最初は意見のすれ違いが起こり、メンバー間でのコミュニケーションがうまくいかない事がたくさんありました。でも、お互いに意見を尊重し合いながら話し合いを重ね、共通の目標を見つけることができました。最終的には団結し、一丸となって作品制作に取り掛かることができました。
【評】
日学社員による投票で選出されました。窓から見える一本の桜の木が見せる四季折々の表情。机の上にはその季節ごとの学校の思い出のアイテムがさりげなく置かれています。
人物、アイテム、背景のバランスが良く、ひとつひとつが丁寧に描かれている点や、メッセージがストレートに伝わってくる点が評価されました。
※この作品は、日学株式会社の社員投票により選出されました。
・1つの窓の中に描かれている四季の色使いが良いと思いました。
・木で四季を現した描写が気に入りました。また製作でメンバーと揉め事がありつつも最終的には一致団結し、作品に仕上げた青春の1ページに、黒板アート甲子園が携われたことが嬉しく思います。
・1本の木で四季を描くというシンプルな構成ですが、丁寧でとても綺麗にまとめられていると感じました。
・教室から見える四季折々の素敵な風景を良く表現しています。見た目が他の黒板アート作品とは違った感覚、水彩画のような爽やかさ・爽快さ・美しさを感じます。
・一枚の絵の中に時間の経過を映し出していて、印象的でした。
佐賀県立鳥栖高等学校/でこぽん/4人
作品名:青空へ
鳥栖高校の新入生を迎えるために教室の黒板に描いた作品です。沢山のメッセージを込めて話し合いを重ねながら春休みを使って完成させました。海を渡る鳥は新しく高校生になる新入生と重なり、雄々しく羽ばたいて欲しいという願いを込めました。
【評】
日学社員による投票で選出されました。美しい雲海を自由に羽ばたく鳥たちの躍動感、雄大さに目を奪われます。遠くに見える飛行機雲(?)もアクセント。新入生がこの作品を見て、新しいステージを前に、実際に空を飛んでどこまでも行けるという希望を感じ、感激している様子が目に浮かぶことなどが評価されました。
※この作品は、日学株式会社の社員投票により選出されました。
・色使いに目を奪われました。新入生がこの作品をみて感激している様子が目に浮かびます。
・鳥の飛ぶ姿が躍動感あって素晴らしいと思いました。
・雄大な景色の中に新たなスタートを感じられます。
・雲海がきれいで、インパクトがありました。
・これから次のステージが待っています。跳びたて強く、羽ばたけ大きく!
アイデア賞
埼玉県立新座総合技術高等学校/江戸系高校生☆/7人
作品名:現代風参勤交代
高校生の通学風景を参勤交代の絵巻風にオマージュした作品です。絵巻独特の描き方を黒板アートに落とし込むことが大変でした。チームのメンバーで話し合いながら、細かい部分も丁寧に制作しました。
【評】
黒板の幅を絵巻風に活用した描写スタイルは、他の作品には見られないユニークさが光ります。現代の高校生の日常風景を「参勤交代」になぞらえた発想も面白く、アイデア賞にふさわしい作品です。
ユーモア賞
福岡県立八幡中央高等学校/偉人になり隊/8人
作品名:偉人伝心
新入生に向けての応援メッセージとして、たくさんの偉人がいる教室の扉を開ける場面を描きました。偉人達には「誰にでも負い人になれる」という思いを込め、見る人にも楽しんでもらえるような作品作りを心掛けました。
【評】
教室のドアを開け…。入ってくるのは教師だろうか、それとも新入生だろうか。教室に座っているのは学生服をまとっている歴史上の偉人たち。そこに新入生に向けての応援メッセージとして描かれたこの作品は、ユーモアにあふれながら、誰でも高校生と同じ歳の時代があったんだよと伝えています。さて、この絵が描かれたクラスから何名の偉人が出るのでしょうか。誰もが可能性を秘めているというメッセージが伝わってきます。
日本白墨工業賞
埼玉県立大宮光陵高等学校/ねこ めで隊!!/7人
作品名:邂逅
人数が多く、時間が1週間しかなかったため、焦ったり、意見の食い違いがありました。おかしパーティーをしました。この作品を通して、日々生きる中で見逃してしまうような感動、発見を見つけられたらいいなと思います。
【評】
全体的に非常に精巧な描写がされていて、観る者を圧倒させる作品です。特に、中央の水面に映る猫の顔と波紋が、作品全体に神秘的な雰囲気を与えています。また、力強く描かれた猫の目が作品全体を引き締めています。水中の建物や水面に浮かぶ落ち葉と波紋が、より幻想的な世界観を強調しています。水の浅い部分と深い部分とのバランス、温度差が非常にうまく表現されていて、作品に調和と奥行きをもたらしています。
参加校一覧(都道府県順)
北海道札幌南高等学校/北海道帯広南商業高等学校/青森県立むつ工業高等学校/福島県立会津高等学校/福島県立会津学鳳高等学校
茨城キリスト教学園高等学校/栃木県立壬生高等学校/文星芸術大学附属高等学校/群馬県立渋川女子高等学校/群馬県立前橋東高等学校/埼玉県立熊谷女子高等学校/埼玉県立新座総合技術高等学校/埼玉県立大宮光陵高等学校/埼玉県立和光国際高等学校/埼玉県立久喜北陽高等学校/淑徳与野高等学校/開智高等学校/本庄東高等学校/千葉県立木更津東高等学校/千葉県立茂原高等学校/千葉県立君津高等学校/東京都立豊島高等学校/東京都立府中西高等学校/立正大学付属立正高等学校/豊島岡女子学園高等学校/淑徳高等学校/潤徳女子高等学校/神奈川県立鶴見高等学校/神奈川県立霧が丘高等学校/神奈川県立藤沢清流高等学校/神奈川県立小田原城北工業高等学校/神奈川県立茅ケ崎高等学校/神奈川県立茅ケ崎北陵高等学校/陸上自衛隊高等工科学校
富山県立小杉高等学校/福井県立鯖江高等学校/長野県長野西高等学校/長野県長野工業高等学校/長野県松本美須々ケ丘高等学校/エクセラン高等学校/麗澤瑞浪高等学校/静岡県立富士宮東高等学校/静岡県立浜松湖南高等学校/静岡県立浜松江之島高等学校/静岡県立浜松大平台高等学校/静岡県立駿河総合高等学校/学校法人静岡理工科大学 静岡北高等学校/南山高等学校女子部/あいち造形デザイン専門学校 高等課程
滋賀短期大学附属高等学校/光泉カトリック高等学校/京都府立福知山高等学校/京都府立南陽高等学校/大阪府立港南造形高等学校/羽衣学園高等学校/金光八尾高等学校/好文学園女子高等学校/大阪電気通信大学高等学校/西宮市立西宮高等学校/甲南女子高等学校/奈良県立高田高等学校
青翔開智高等学校/松江市立皆美が丘女子高等学校/島根県立三刀屋高等学校/広島県立加計高等学校/広島県立広島高等学校/山陽女学園高等部/下関短期大学付属高等学校/香川県立善通寺第一高等学校/愛媛県立伊予高等学校
福岡県立八幡中央高等学校/佐賀県立鳥栖高等学校/熊本県立球磨中央高等学校/宮崎県立佐土原高等学校/昭和薬科大学附属高等学校
【評】
夕暮れに窓の外をみると、複数の流星が群となり鮮やかな放物線を描き輝いています。その一瞬の輝きや流れる様子に、自らの高校生活を重ね合わせ、「流星も群になれば雲さえも貫く強い光となり、一人では出せない力も合わさればすべてを突き抜ける力になる」という意味を込めたそうです。高校生がチャレンジしていく未来への希望を強く感じさせ、今という一瞬を生きるかけがえのない時間と思いを色鮮やかに描き出しています。重なりあった窓の描き方にもこだわりを感じる作品です。