日学・黒板アート甲子園®︎2025大会
白板の部 結果発表

白板の部 受賞作品

※学校名、グループ名、人数、作品画像、作品名、制作エピソード、講評の順で記載
※画像をクリック/タップすると作品を全画面表示できます

最優秀賞

静岡県立浜松大平台高等学校/∞10/6人

作品名:深星解

海や宇宙はまだ解明されていない部分が多くあり未知の世界である。似たように人生の道も未知である。それでも人々は無尽蔵の探求心を持って開拓していく。そのような思いをこの作品に込めました。ここでは宇宙飛行士が未知の世界を開拓しています。

【評】

白板に描いているとは思えないほどのクオリティとテーマと世界観に大変感銘を受けました。技術面では特に宇宙飛行士の浮遊感が出ている点が優れており、ひとつひとつの物体描写も丁寧で、圧巻な作品です。

入賞

奈良県立高円芸術高等学校/1年6組/35人

作品名:春夏秋冬

学校でいちばん大きなホワイトボードを探し回り、「水曜日の朝までなら使っていいよ」と先生に許可をいただきました。
放課後や昼休みに少しずつ描き足しながら、何度も何度も「またインク切れた!」と笑い合い、日本の四季の移ろいをテーマに描きました。
画面全体を埋め尽くす作業は想像以上に大変でしたが、クラスで協力し合ったからこそ、ひとつの大きな作品に仕上げることができました。
制作の途中には、噂を聞きつけた先生方や他のクラスの人たちが「すごい!」「どうやって描いてるの?」と見に来てくれて、少し照れくさくも、とても嬉しかったです。
明日には真っ白に消えてしまいますが、儚いからこそ心に深く残り続け、私たちの四季は色鮮やかに輝き続けるのだと思います。

【評】

見応えがある作品です。ホワイトボードを春夏秋冬の順に、季節ごとの自然や行事、風物や食べ物などを描き込んでいます。端から季節を追って見ていくのが楽しいです。35人で制作したようですが、一人一人が考えた季節のイメージが描かれているのでしょう。ホワイトボードは線描になるので、色面づくりが難しいですが、線の密度によって黒い色面をつくり、画面の視線誘導をしています。見ているとあらためて日本は豊かな国であることを感じさせられます。

文星芸術大学附属高等学校/アレキサンドライト/6人

作品名:チーズの海

メンバー全員が白板アートに初めて挑戦しました。
最初は思った通りに描くことができなくて苦戦しましたが、みんなでいろいろな描き方を試して生物たちを生き生きと表現することができました。

【評】

ホワイトボードの白を効果的に生かし、2枚を使って海の広がりをユニークに表現した作品です。上部のクジラは力強く水面から跳ね上がる瞬間をダイナミックに捉え、迫力があります。一方で下部の海中シーンは流れるような線でクラゲや魚がゆったり泳ぐ姿が描かれ、静と動の対比が印象的です。

参加校一覧(都道府県順)

福島県立原町高等学校

文星芸術大学附属高等学校

屋久島おおぞら高等学校 岐阜キャンパス/静岡県立浜松大平台高等学校

兵庫県立洲本実業高等学校/奈良県立高円芸術高等学校