第1回 日学・黒板アート甲子園 結果発表

黒板アートとは?

黒板にチョークで描かれた絵や文字等の作品。黒板ならではのスケール感とチョーク独特の温かみ、いずれは消されてしまう“はかなさ”も魅力となり、ここ数年大きな話題となっています。昨年開催した『日学・黒板アート甲子園』プレ大会のことも多くのテレビやラジオの番組などで取り上げられ、この度正式に第1回大会開催の運びとなりました。

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KOKUBAN ART KOUSHIEN

「第1回 日学・黒板アート甲子園」入賞作品決定!

募集期間:平成28年3月7日~4月8日
総応募作品数:157点
総応募学校数:97校
総応募生徒数:817人

大会概要はこちら

審査員総評

小野 大輔氏(長崎県立島原高等学校教諭、長崎県立島原商業高等学校教諭)
完成度が高い作品が多かったです。大会前は正直、ここまでとは思っていなかったので驚いています。作品を通じ、仲間たちと協力しながら楽しく作業している様子が伝わってきて、生徒たちの青春を感じ取ることができました。来年の第二回大会では、どのくらい出品数が増えていくのか―今から楽しみです。
熊沢 加奈子氏(チョークアーティスト)
プレ大会から一年経ち、率直な感想として「すごくハイレベルになった」という印象を受けました。メディアで黒板アートが取り上げられる機会も増え、認知度が高まってきたことで、高校生たちのヤル気にも繋がっていったのではないかと思います。素晴らしい作品の数々にめぐり合わせていただき、ありがとうございました。来年の応募作品数とクオリティが今からとても楽しみです。
三澤一実氏(武蔵野美術大学 教授)
今回応募件数がとても多かったことに、まず感心しました。そして、昨年のプレ大会に比べ全体的にかなりレベルが上がったと思っています。また大会のルールが「グループ制作」ということで、協同感を上手に生かした作品が数多く見受けられました。一人ではなかなかアイディアが広がらず、時間を要してしまうこともありますが、複数の生徒でカバーしあうことによってイメージがどんどん膨らんだり、技術的な問題をクリアできたりします。こうした「チーム力」というものも、『黒板アート甲子園』の大きなポイントのひとつと言えるでしょう。
吉田朋弘氏(日学株式会社 代表取締役社長)
プレ大会の3倍を越える多くの応募作品が集まったこと、とても嬉しく思います。ひとつひとつの作品が生まれる過程で、様々なドラマがあったでしょうし、それを想像するだけでも楽しくなります。また今回選出された作品は、どれも甲乙つけがたい素晴らしいものばかりでした。この結果を見て他の高校生たちも、さらに創作意欲をかき立てられたのではないでしょうか。私たちの想像を超える新たな作品が、来年また集まってくることを楽しみにしています。
入賞作品
※学校名、グループ名、人数、作品画像、制作エピソードの順で記載
※画像をクリック/タップすると作品を全画面表示できます

最優秀賞

埼玉県立大宮光陵高等学校(2年8組)/2人

暖かい陽が差し込む昼下がりの授業中、遠のく意識の中、現実と夢が交差する、不可思議で少しこっけいなある日の白昼夢をテーマに、2人で楽しみ、力を合わせて描き上げた渾身の一作です。

【評】
基本的な技術力がとても高い。また、リアルな描写とイラスト的なモチーフなど様々な要素をうまく組み合わせており、表現力も豊かである。「本物の黒板の向こうに絵の世界の黒板がある」という空間の見せ方も秀逸。細部まで色々なこだわりに溢れていて、見れば見るほど新しい発見がある魅力的な作品。

優秀賞

奈良県立郡山高等学校(美術部)/17人

黒板アートの練習風景を黒板アートで表現しました。黒板の中の私たちは、地元・大和郡山の「金魚」をテーマに構想を練っているところです。仲間と共に試行錯誤を重ねるプロセスも黒板アートの醍醐味であり、青春の1コマだと思います。

【評】
郡山は歴史ある金魚の名産地。その地域色を存分に生かした作品と言えるだろう。カラフルな色彩がインパクト大。また、画面からチームワークの良さがひしひしと感じられ、仲間たちと楽しみながら描いている情景が浮かび上がってくる。非常に高校生らしい良作。

熊本県立大津高等学校(Team KINAKOMOCHI)/5人

これからの人生、鯉の滝登りのように流れ向かってくる滝の勢いに負けずに力強いものになりますように!

【評】
緑と赤という、補色関係にある二色をうまく使って色彩構成している作品。「上に昇っていく」という力強いメッセージが伝わってきて、見ている人に勇気を与えてくれる。水しぶき感の描写など結構難しいものだが、白チョークによる巧みなタッチでしっかり表現されており、技術力も高い。

京都府立向陽高等学校(向陽美術部「青い春」)/5人

入学最初の登校風景です。上靴が鯨で、持ち物を海の生物に例えて描きました。大きく難しかったですが、油絵の様な強いチョーク使いを工夫しました。自分の入学当時を思い出して、高揚感を表すことが出来たと思います。新しく入学する後輩にこの絵を贈りたいです。

【評】
学校生活からイメージしたものを、高校生ならではの発想力で描き出した作品。「上履きが鯨」といったファンタジックな世界観や、すごく高い位置から見下ろしているアングルなど、非常に面白味がある。黒板の形状が他と違うことも、逆に独特の味わいや奥行き感の演出に繋がっている。

日学・特別賞

静岡県立富士宮東高等学校(ちゃん軍)/2人

タイトルは「平和」です。戦争の悲しい歴史を忘れずに、平和な世界を築いていきたいという想いを込めました。大部分を一人で描いたので時間がかかりましたが、応募したいと昨年から思っていたので、細部まで頑張りました。

【評】
魚を題材に描いた作品が多数あったなかで、技術力・表現力とも群を抜いていた。また、朽ち果てた戦闘機や戦車の周りを、悠々と泳ぎまわる海の生き物たち。「平和への願い」と「忘れてはならない戦争の過ち」という、強いメッセージが伝わってくる。選挙権が18歳に引き下げられる昨今、高校生も政治への関心を高めて欲しい、という思いも込めて選出した。

鹿児島県立鹿児島中央高等学校(三匹の子豚)/3人

黒板の黒をいかし夜桜に挑戦してみました。下からのアングルと月の光をうけて舞う花びらで桜の木の力強さと美しさを表現しました。この三人で描くのは久しぶりだったけれどとっても楽しかった!

【評】
下から見上げた満開の桜の木が、他の桜をモチーフにした作品よりも迫力を感じさせる。桜の花と雲が溶け合うような描写、舞い散ってくる花びら、雲間に浮かぶ月…構図や色合いが美しく幻想的。まるで本当に桜の木の下に寝転んで、夜桜を眺めているような感覚にとらわれた。

神奈川県立弥栄高等学校(青春し隊)/2人

テーマは青春です。右から左にかけて風の流れを作り、女子高生の爽やかな青春を表現しました。シャボン玉は特に思い入れが強く実際に吹いたのでより写実的にかけました。また黒板の地を生かすことによって、黒板アートにしかできない作品になりました。

【評】
夕焼けをバックにトランペットを吹く少女。写実的な描写とともに、音色をシャボン玉に置き換えて流れていく様子や、風に吹かれた髪の毛が広がって五線譜に変わり、音符が溢れだすファンタジックな表現がとてもユニーク。どんな曲を、どんな思いを込めて奏でているのか…様々なイマジネーションをかき立てられる作品である。

審査員特別賞

埼玉県立三郷工業技術高等学校(3年5組)/3人

※作品は縦に見ます

私達は就職希望者が多いので、自身の強みを見つけて成功へ導かれるように、金魚は個人、跳躍は強み、光は勝ち得るという意味を込めました。水中は目指す場所に溶け込むの意味を込めています。

【評】
横長の黒板に縦の作品を描画し、撮影した写真を90°傾けて見せるという発想がユニーク。縦構図を横向きで描き上げていったところに凄さを感じる。また、水中に蝶やテントウムシがいて空に金魚が飛んでいるという、クロスオーバーしたような世界観も面白い。

千葉県立松戸高等学校(県立松戸高校芸術科・あひる)/5人

「描きたいもの」の案を出しあって最初はバラバラでまとまるか心配でしたが、ちゃんとまとまりのある絵なり完成した時は感動しました。生と死の対比を単に色だけではなく、細かいチョークの線にまで気を使ってエネルギッシュな雰囲気をだしました。黒板の長さを活かしたストーリー性のある絵にしました。

【評】
この作品から二つの魅力を感じた。ひとつは「勢い」。下から上へ伸びていく動きや、鳥の羽ばたきの様子など。ふたつめは「音」。木がガラスを突き破っている描写は、“パリン”という音が聞こえてきそうである。

宮城県仙台二華高等学校(仙台二華美術部)/17人

高校2年初の合作です。輝く月を背景に無限に広がる宇宙へブランコを漕ぎ出す少年と少女に将来への希望をこめました。黒板へ描くのは全くの未経験でしたが、私たちらしいカラフルで明るい作品に仕上がりました。

【評】
「学生生活が楽しかったんだろうな」ということが伝わってくる作品。思い出を胸に刻みつつ、未来へ向かっていく感じを表現しているところが素晴らしい。色づかいや全体の構図も、非常にバランスがよい

入賞

東京都立府中西高等学校(府中西高校美術部チームよしむら)/2人

題名は「飾れるように」です。私たちは4月から3年生になり、受験のため間もなく美術部を引退します。引退しても高校卒業時に花道を飾れるように今後もメンバーそれぞれの道を目指して頑張っていこうという意気込みを込めました。

【評】
背景を描き込まず、黒板そのものの色を効果的に生かした作品。これにより、メインとなる絵がグッと引き立つ。手や花の部分はとても丁寧なタッチで描かれていて、うまく立体感の表現ができている。

静岡県立駿河総合高等学校(ザ・レスト)/2人

この作品は、自己中心的な独裁者に支配され続ける人々の悲しみを描きました。抽象絵画での表現の理由としては、利己的な支配はこんなにもくだらなくてばかばかしいものなんだということを表したかったからです。全て全塗で大変でした。

【評】
他の作品群と比べ、抽象的でデザイン的。モチーフの面白さと配色の鮮やかさが際立っている。今後の『黒板アート甲子園』の方向性として、「このような表現もあり」と感じさせてくれる作品である。

静岡県立科学技術高等学校(美術部)/8人

教室の廊下を駅に見立て、卒業生と新入生が希望を持って行きかう様子を表現しました。列車は希望の広がる青空へと進んでいきます。僕たちの夢への切符が、やがて鳥に変わり羽ばたいていく様子を工夫しました。

【評】
現在と過去を行き来する夢の電車を背景に、高校生活の様々なことを回顧するという物語性が興味深い。チョークの消し方で微妙なニュアンスの陰影を表現するなど、技術的にも工夫が見える。

東京都立練馬工業高等学校(てくにかる女学生(練工美術部))/3人

黒板アートという表現に「日本らしさ」を出そうと思い、日本の浮世絵などの技法を意識し、筆を使って輪郭線を描くなどの表現を用いました。明るく傾いた乙女の門出、とくとご覧あれ!

【評】
浮世絵や鳥獣戯画などを題材に和風の世界観を構築しつつも、女性にセーラー服を着せ、現代風にアレンジしているところがユニークで面白い。配色の構成力も秀逸である。

福岡県立八幡中央高等学校(絵画A教室)/3人

この作品は卒業をテーマに制作しました。芸術コースの卒業生ということで絵の具と筆で人物を構成し、目線をまっすぐにすることで前向きなイメージをもたせました。

【評】
チョーク数種類を混ぜながら、肌の色合いをうまく出している。女性が真っ直ぐ前を見つめている構図や絵筆の表現、色づかいの発想力などから高校生らしい力強いメッセージを感じる。

GUEST ARTIST

れなれな

ゲスト・アーティスト

れなれな

画家

1996年生まれ。幼少期から絵を描き始め、油絵、水彩、ボールペンやシャープペンを使った画法を得意とする。
高校生のときに描いた黒板アートが話題となり、宮部みゆき著『過ぎ去りし王国の城』(角川書店)装画、CM制作などに抜擢され、注目を浴びる。

れなれなさんから一言

私も少し前まで高校生だったのですが、一枚一枚見ていくなかで、忘れかけていたパワフルさみたいなものを頂いた気がします。自分は一人で黒板アートを描くことが多いのですが、20人とか、多いところでは40人というチームもあり、みんなで団結して楽しみながら取り組んでいる雰囲気が伝わってきて、青春を感じました。

ゲスト・アーティスト賞

千葉県立松戸高等学校(11期生・potatoes)/5人

制作しているときは、皆笑顔で和気藹々と作業を進めることが出来て満足のゆく作品になった。美しい自然の風景を描きたかった。

【評】
可愛い絵だなと思った。光のカンジが綺麗に表現されていることや、よく見ると実はたくさんの色を駆使しているのに、それが主張しすぎていないところが気に入った。動物の影や木の感じなども、すごく丁寧に描かれていると思う。

Entry School

学校賞

複数のグループよりご応募頂いた学校の中から、特に秀作が多かった高校を表彰します。

埼玉県立大宮光陵高等学校

第1回 日学・黒板アート甲子園参加校 全97校

日学社員賞

入賞に至らなかった作品の中にも素晴らしい作品が多数ございましたので、 公式の審査会とは別に、日学株式会社の従業員により選考させて頂きました。

石川県立金沢桜丘高等学校/2人

私達の桜丘高校には、遅刻坂とも呼ばれるほど傾斜が急な児安坂という坂があります。春には桜並木がトンネルを作り、私達の登下校を見守ります。私達の目に映るのは、こんなにも夢で溢れ、色とりどりな思い出と華やかな風景が包み込んでくれる帰り道。私達はそんなこやす坂が大好きです。

【評】
色使いが鮮やかで黒板に描いているとは思えない作品。見ていて高揚感が感じられ、華やいだ気持ちが伝わって来た。毎日の通学路に対する生徒さんのたくさんの思い出が黒板を通して上手に表現されていた。

Supporter

提供:日本白墨工業株式会社

チョークプレゼントキャンペーン協賛

日本白墨工業株式会社

日本白墨工業株式会社


※キャンペーンは終了いたしました。

MUSIC × KOKUBAN ART

WHITE JAM「咲かないで」

「第1回 日学・黒板アート甲子園」
応援テーマソング

WHITE JAM「咲かないで」

2016年2月24日発売
ユニバーサルミュージック

WHITE JAM プロフィール
リーダーSHIROSE(シンガー)率いる、GASHIMA(ラッパー)、NIKKI(シンガー)の3人組。2014年1月22日、1stシングル「Valentine」でメジャーデビュー。それぞれがプロデューサーとしても精力的に活動をしており、彼等が手掛けた作品は20作以上が国内チャートで1位を獲得。2016年、音楽シーンに新たなムーブメントを巻き起こす存在として認知が広がり各方面から注目を集める存在である。

公式サイトはこちら

WHITE JAM「咲かないで(黒板アートVer.)」

Archive

日学・黒板アート甲子園 プレ大会(2015年)

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