日学・黒板アート甲子園®︎ 2021年大会 結果発表

日学・黒板アート甲子園®︎ 2021 全入賞作品を公開!

募集期間:2021年7月5日(月)~10月11日(月)
応募作品総数(4部門):227点
参加学校総数(4部門):118校
参加生徒総数(4部門):1576人
各部門をクリックすると入賞作品をご覧になれます。

審査員 大会総評

  • 三澤 一実氏(武蔵野美術大学教授)

    今回の大会は時間をかけたと思われる作品が多く充実した大会でした。多分、コロナ禍の中で、思う様に制作が進まず時間をかけてコツコツ制作したり、日常の活動が制限される中で黒板アート全にエネルギーを集中できたり、マイナスの禍がプラスに転化し良い影響があったのでしょう。今までになく審査しごたえがあった大会でした。年々、作品のテーマやそこに込められたストーリーが深まっていく傾向を感じます。アイデアを出していく段階がかなり重要になってきているのでしょう。今回は中学生の部の充実に目を見張りました。テクニカルな面は高校生に及びませんが完成度が高く、作品が持つ世界観を見事に描ききっていました。動画も充実していました。制作にかかった何十時間を1分に凝縮させる見せ方に編集の工夫が伺えます。大切なのは、はやり何を表現したいか、強い思いと伝えたいメッセージを持っているかだと思います。大人では描けない、高校生、中学生という等身大のみずみずしい感覚があふれるアイデアと、それらを描ききるエネルギーが、次回大会を待を遠しく感じさせます。

  • 熊沢 加奈子氏(日本チョークアーティスト協会 会長)

    今年はコロナ禍での開催2回目となりました。すべての出展高校の皆さんの素晴らしい黒板アートは予想外・予定外の中、「コロナに負けない」「コロナに負けるものか」という強い思いが感じられました。さまざまな状況下の中、大会へのフレキシブルなご対応を頂き、出展高校生の皆さん、関係者の方々ご尽力を賜り御礼申し上げます。 毎年出展作品を見ると、「すごい」と目頭が熱くなるものも多く、私自身大変刺激を受けております。 チョークの使い方、黒板の使い方、創意工夫。いろいろなことを各学校で模索されたのだと思います。 出展作品を拝見させていただく私のルーティン(マイルール)は、まずは作品をコメント見ずでじっくり拝見させていただいたあと、私が感じたものと、そのあとに出展コメントを照らし合わせ、そしてまたその出展コメントを基に作品を見つめなおし、ひとつひとつ評価させていただいております。今回も大変素晴らしい作品の数々で、感動いたしました。高校生のエネルギー、その時代で主張したいこと、チームワーク、高校の特色。さまざまな要素が化学反応を起こして一つの作品が出来上がっています。今年も大変すばらしい大会でした。コロナ禍で未だ以前ほど自由はきかない世の中でありますが、これからの長い人生の皆さんへ明るい未来であることを心より願っています。黒板アート甲子園2021はコロナ禍であっても大変素晴らしいものでした。ありがとうございました。

  • 西村 愛子氏(駒沢女子短期大学准教授)

    制作時のエピソードの中で印象に残ったのは、「心は自粛しない」という言葉でした。今回の黒板アート甲子園に挑んだ多くの方の気持ちを代弁していたものではないかと思います。応募作品の全体を通して、何にも制限されない自由な想像力を黒板に託し、青春の輝かしい一ページ描こうするエネルギーが感じられました。
    共同制作であることが黒板アート甲子園の特徴です。仲間と共鳴する時の感動や、ぶつかり合う時の葛藤、それらは今後の人生において記念すべき貴重な経験となると思います。受賞有無にかかわらず、一人一人が賞以上の価値をもって報われると信じています。正解のないアート制作だからこそ培われるはクリエイティブな発想力は、AIが置き換えられない重要な能力と言われているので、黒板アートに挑戦しやり遂げたその実績を高く評価したいと思います。

  • 吉田 朋弘氏(日学株式会社代表取締役社長)

    新型コロナウィルス感染拡大問題が終息しない中、本年も日学・黒板アート甲子園®︎2021大会を開催出来ましたこと、関係者の皆さまに心から感謝いたします。
    昨年の厳しい制作環境を踏まえ、生徒の皆さんや指導者の先生方が工夫を凝らし、過去最高の応募作品数(227作品)に達したことはもちろんですが、関わってくれた生徒数がこれも過去最高、従来の2倍以上(のべ2,384名)に激増したことに驚きを禁じ得ませんでした。
    加えて集まった作品を全体的に眺めると、生き生きした表情、かつ複数の「人」を描いた現実的な作品が多く、逆に「恐竜」などの空想的な作品が減ったことも特徴的です。勝手な想像ですが、コロナで制限された「人と人との直接的なかかわり合い」に対する、若者たちの根源的な欲求が作品や創作活動そのものに顕れているように思われてなりません。
    メイン大会以外のジュニア、白板、動画の部も応募数やクオリティが上がってきたことも楽しみのひとつです。後日、受賞作品以外の全作品を公開しますので、ひとつひとつ、じっくりお楽しみ頂きたいと思います。
    今後も、日学・黒板アート甲子園®︎にご期待ください。